
【中国人との国際結婚】離婚歴・再婚の審査ポイント Divorce History and Remarriage in China–Japan Marriage and Spouse Visa Review
行政書士 永井国際法務事務所
VISA申請や帰化申請にまつわる内容を中心に連載形式のコラムです
✅ このコラムの結論(Summary)
🔵 このコラムの結論
中国人との国際結婚では、離婚歴や再婚がある場合でも結婚自体は可能です。
しかし、配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)の審査では、次の点が重要になります。
- 前婚の離婚が正式に成立していること
- 婚姻歴が戸籍・公証書類と一致していること
- 再婚が形式的な結婚ではないこと
特に中国では、離婚証・離婚公証書・婚姻状況公証書などの書類の整合性が重要です。
書類の不一致があると、入管から追加説明や追加資料を求められることがあります。
なお、配偶者ビザの審査基準や必要書類については、次のコラムで詳しく解説しています。
👉 【保存版】配偶者ビザ完全ガイド|審査基準・必要書類・不許可リスク診断
🔰 やさしい日本語
中国人と結婚する人の中には、
前に結婚していた人(離婚した人)もいます。
離婚した人でも、
もう一度結婚することはできます。
でも、配偶者ビザの審査では、次のことを確認します。
- 前の結婚がきちんと終わっているか
- 書類の内容が合っているか
- 本当の結婚かどうか
中国の書類は、
離婚証や公証書などの内容が合っていることが大切です。
書類が合っていないと、
入管から説明を求められることがあります。
🔷 English Summary
A person with a divorce history can still marry a Japanese national and apply for a Spouse Visa (Spouse or Child of Japanese National).
However, in cases involving Chinese nationals, immigration authorities carefully check:
- Whether the previous marriage was legally dissolved
- Whether the marital history matches official documents
- Whether the new marriage is genuine
In particular, Chinese documents such as divorce certificates and notarized marital status certificates must be consistent.
If there are discrepancies, the Immigration Bureau may request additional explanations or documents.
1.中国人との再婚でよくある審査ポイント
入管では、特に次の点が確認されます。
① 前婚の離婚が正式に成立しているか
中国では離婚の方法が複数あります。
主な離婚の方法
- 協議離婚(民政局)
- 裁判離婚(人民法院)
そのため、次の書類が重要になります。
主な離婚証明書
- 離婚証(离婚证)
- 離婚判決書
- 離婚公証書
これらの書類で、前婚が正式に終了していることを確認します。
② 婚姻歴の整合性
中国では戸籍制度が日本と異なり、
婚姻歴の証明は主に次の書類で確認されます。
主な書類
- 婚姻証(结婚证)
- 離婚証
- 婚姻状況公証書
- 出生公証書
これらの書類の内容が一致していない場合、
入管は 婚姻歴の説明を求めることがあります。
また、中国では戸籍簿が婚姻証明として直接提出されることは少なく、
婚姻状況公証書によって婚姻歴が証明されることが一般的です。
そのため、婚姻証・離婚証・公証書の内容が一致していることが重要になります。
③ 再婚の経緯
再婚の場合、次のような点が確認されます。
主な確認ポイント
- 出会いのきっかけ
- 交際期間
- 面会の状況
- 結婚に至った経緯
特に、離婚後すぐに再婚している場合は、
結婚の経緯を丁寧に説明することが重要です。
年齢差が大きい国際結婚の場合の審査については
次の記事で詳しく解説しています。
👉 【実務解説】年齢差が大きい国際結婚と配偶者ビザ
2.中国人との再婚で多い実務上の注意点
実務では次のような問題がよくあります。
①書類の翻訳の不一致
中国の公証書と翻訳内容が一致していないと、
入管から説明を求められることがあります。
②婚姻歴の説明不足
結婚の経緯が不十分な場合、
入管は 婚姻の実体を慎重に確認します。
③氏名表記の不一致
中国人の名前は
- 漢字
- 拼音(ピンイン)
- パスポート表記
などで表記が異なることがあります。
これらの表記を 申請書類で統一することが重要です。
3.中国人との再婚でも配偶者ビザは取得できる
離婚歴がある場合でも、
次の点が整理されていれば、配偶者ビザの取得は可能です。
重要なポイント
- 離婚が正式に成立している
- 婚姻歴の書類が一致している
- 結婚の経緯が説明できる
実務では、書類の整合性と婚姻経緯の説明が重要になります。
配偶者ビザの審査基準や必要書類については、次のコラムで詳しく解説しています。
👉 【保存版】配偶者ビザ完全ガイド|審査基準・必要書類・不許可リスク診断
4.配偶者ビザ申請で不安がある方へ
中国人との結婚では、次のような相談が多くあります。
- 中国で離婚しているが問題ないか
- 公証書類はどれを提出すればよいか
- 再婚の場合の審査は厳しいのか
- 書類の翻訳はどうすればよいか
配偶者ビザの審査では、
書類の整合性と婚姻の実体の説明が重要です。
まずは配偶者ビザ制度の全体を理解することが大切です。
👉 【保存版】配偶者ビザ完全ガイド|審査基準・必要書類・不許可リスク診断
5.配偶者ビザの相談について
配偶者ビザ申請では、次のような点を専門的に整理することが重要です。
- 入管審査で見られるポイントの整理
- 婚姻証明書の確認
- 交際実体の説明資料の設計
- 理由書(申請理由書)の作成
- 追加資料への対応
専門家が事前にチェックすることで、
審査で止まりやすいポイントを回避できる可能性が高まります。
当事務所では、
- 書類整合性チェック
- 交際経緯整理
- 永住・帰化を見据えた在留戦略
についてご相談をお受けしています。
初回相談は無料です。
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